美術館・博物館
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葉山しおさい博物館
昭和天皇の貴重なコレクションも展示
葉山しおさい公園内にある葉山しおさい博物館には、葉山周辺の海に生息する魚類、貝類、甲殻類、海藻類などが展示されています。なかでも昭和天皇のコレクションや深海生物の展示は当館ならではのもの。また、相模湾の海洋生物に関したオリジナルの出版物も販売しています。
葉山町一色2123-1 葉山しおさい公園内
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神奈川県立近代美術館 葉山館
海を見渡す近代美術館
1951年に鎌倉の地に開館した日本で最初の公立近代美術館の三号館として2003年に竣工した葉山館。
館内での展示はもちろんですが、一色海岸に臨んだ庭園を散策しながら、イサム・ノグチの作品をはじめとした野外彫刻を楽しむこともできます。葉山町一色2208-1
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山口蓬春記念館
葉山を愛した日本画家・山口蓬春
晩年を葉山で過ごした日本画家・山口蓬春の邸宅を改装した記念館です。
山口蓬春の本画や研鑽の偲ばれる素描や模写を、建築家・吉田五十八氏設計による邸宅と、山口蓬春が夫人とともに育ててきた四季を通じて花が絶えない美しい庭園とともに公開しています。葉山町一色2320
神社・寺院
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新善光寺
室町時代の遺風を残した浄土宗寺院
創建年代は不明ですが、もとは鎌倉・名越にあったと伝えられます。
室町時代の遺風を残した江戸時代初期の本堂と四脚門は、神奈川県の重要文化財に指定されています。葉山町上山口1368
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玉蔵院
葉山最古と伝わる高野山真言宗寺院
葉山最古の寺院と伝わる玉蔵院では、本尊である大日如来をはじめとしたいくつもの仏像が葉山町の文化財に指定されています。参道には町の天然記念物に指定されたイチョウとエノキがそびえており、「玉蔵院の銀杏」として町民に親しまれています。
葉山町一色2320
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森戸大明神
源頼朝公創建と伝わる850年の歴史を持つ森戸大明神
森戸大明神は源頼朝創建と伝わる神社のひとつ。
源頼朝が伊豆に流刑されていた際に源氏の再興を祈願していた三嶋大社から分霊を勧請して創建されたといわれています。そのため、名島の鳥居は三嶋大社の方角を向いているのだとか。現在も葉山の総鎮守として多くの参拝者が訪れています。葉山町堀内1025
歴史・建築
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鐙摺山(旗立山)
鐙摺港(あぶずりこう)を見下ろす古城跡
鐙摺港を見渡す小高い山、それが鐙摺山(旗立山)です。
道が狭く、また急坂であるため、巌に馬の鐙が摺れたことから鐙摺山と名付けられたそう。
史跡として町の指定重要文化財に指定されており、山頂には、頼朝が流刑となった際に世話をした伊豆国の豪族・伊東祐親入道のものと伝わる供養塚があります。葉山町堀内34
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千貫松
千貫の値ありて千貫松と呼びて候
森戸神社境内の海を見下ろす岩山にそびえる古い松、それが千貫松です。
源頼朝が森戸の浜で休憩をしていた際、この松を見て「これはいかにもにも珍しき松なり」と褒めたところ、出迎えの和田義盛が「我らはこれを千貫の値があると考えており、千貫松と呼んでおります」と答えたことから千貫松と呼ばれるようになったと伝えられています。葉山町堀内1025 森戸大明神境内
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不動滝
悠久の時間(とき)を感じる不動滝
源頼朝の右腕として伝説的な活躍をした畠山重忠が衣笠城合戦に勝利した際に、戦勝を祈願した不動明王を勧請すると、一夜のうちに山から清水が湧き出て滝になったという逸話が残されている不動滝。大きな滝ではありませんが、800年の月日を経たという現在もこんこんと清水が流れています。
葉山町木古庭
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イエズス孝女会修道院旧館
現存する貴重な皇族別荘
皇室関係の建築を多く手がけたことで知られる、木子幸三郎の設計による旧・東伏見宮葉山別邸。これまでにも葉山には多くの皇族の別荘がありましたが、現存するのは東伏見宮葉山別邸のみとなっており、2017年に国の登録有形文化財に登録されました。
※現在はイエズス孝女会修道院に譲渡されており、通常は非公開です。葉山町堀内1968
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日影茶屋
多くの文化人や著名人に愛される老舗
江戸時代から続く「日影茶屋」は、大正時代に建てられた客室棟や石蔵などが国の登録有形文化財です。その趣ある佇まいには、かつて保養地として多くの文化人や著名人に愛された葉山の当時の面影を感じずにはいられません。
葉山町堀内16
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旧加地邸
巨匠 F・L・ライトの意匠を感じる邸宅
巨匠フランク・ロイド・ライトの愛弟子・遠藤新の設計によるこの邸宅は、三井物産の初代ロンドン支店長を務めた加地利夫の別邸として1928年に建てられたもの。現存する遠藤の住宅作品の中でも貴重な住宅とされており、2017年に国の登録有形文化財となりました。現在は宿泊施設となっていますので、見学をされる際はご注意を。
葉山町一色1716
名所
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葉山灯台&石原裕次郎記念碑
昭和の大スター・石原裕次郎に捧ぐ
森戸神社の境内にある石原裕次郎記念碑と、そこから眺めることのできる森戸海岸沖の名島岩礁に建つ葉山灯台。石原裕次郎の三周忌に、兄・石原慎太郎が会長を務めていた日本外洋帆走協会が寄贈した灯台は、通称・裕次郎灯台として親しまれています。晴れた日には、富士山と江ノ島、そして名島の鳥居が目の前に広がる絶景スポットです。
葉山町堀内1025 森戸大明神境内
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葉山御用邸
現存する最古の御用邸
1894(明治27)年に設置された全国3か所のなかでも一番古い御用邸です。一般公開はされていないため見学することはできませんが、御用邸の付属邸跡地にあるしおさい博物館では、海洋生物を熱心に研究された昭和天皇のコレクションを見ることができます。
葉山町一色2038
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名島
これぞ葉山!の絶景スポット
森戸海岸沖700mほどに浮かぶ名島と、そこに建つ森戸神社の赤い鳥居は、葉山を代表する景色。毎年1月には、漁船が名島周辺を廻り大漁祈願をする竜宮祭が開催されています。
森戸海岸沖
フォトスポット
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みそぎ橋
古くから森戸に伝わるみそぎ橋
森戸神社から森戸海岸に渡る赤い「みそぎ橋」。これは、昔からこの森戸海岸で大切な祭事の前に海水を浴び、罪穢を祓いのけ、身を洗い清める禊ぎが盛んに行われていたことに由来しています。赤いみそぎ橋と森戸の青い海のコントラストはなんとも絶妙です。
森戸海岸
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臨御橋
赤橋の名称で親しまれる臨御橋
臨御橋は、御用邸を流れる2級河川・下山川の河口付近に設置されている長さ33メートル・幅4メートルのコンクリート製の橋です。欄干が赤く塗られていることから地元では「赤橋」とも呼ばれ、一色海岸と長者ヶ崎・大浜海岸を結ぶ連絡橋として町民や観光客の散策に使われています。
一色海岸・大浜海岸
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真名瀬バス停(上り)
映画のワンシーンのような海沿いのバス停
海岸通りにポツンと建つ、海を背にした白壁の真名瀬バス停は、さまざまな映画やCMなどのロケ地としても有名。大きなバス停の窓からは、富士山や名島の鳥居など葉山の景色を眺めることができます。
葉山町堀内
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ダイヤモンド富士
幻想的なダイヤモンド富士を海から眺める
葉山の海岸沿いは、4月と9月に富士山の頂上と日の出・日の入りの位置が重なる「ダイヤモンド富士」が見られる絶景スポット。どちらのシーズンもチャンスは1~2日なので、余裕をもって調べてみて下さいね。
葉山の海岸一帯
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葉山の小径
初めてなのに懐かしい、葉山のこみち
木漏れ日の落ちる葉山の小径は、大通りとは異なった趣を感じさせてくれます。一色のしおさいこみちや長雲閣こみち、佐島石こみちなどそれぞれに名前がついていることも。そんな小径は葉山町の至るところに隠れていますので、ぜひ覗いてみてくださいね。
葉山町全域